Dr.タナカの豆知識
「前歯の修復」・・・後編
前歯の治療に当たっては
「①形がそこそこ綺麗で
②機能的にも問題なく
③横の歯の色との調和がとれていて、なおかつ
④患者さんのもともとの歯牙を削らず、しかも
⑤長持ち」という三冠王ならぬ五冠王を配慮して削り方を決めていきます。(・・・もっとあるかも。例えば
⑥来院回数が少なくて
⑦お財布に優しい。
などなど)
右の図をご覧ください。
削らないといけない部分が少なかった場合は、その部分に白い樹脂を詰めて完了です。(事例A)
削らないといけない量が多くなった場合は強度を保持するため、ある程度は天然の部分も削ります。(事例B)
削り方には、いろいろな方法があります。最近はあまり見かけなくなりましたが、こんな治療方法もあります。
さて、どの方法が患者さんに快適なのか担当医がその都度チョイスします。
その選択に当たっては歯科医師の裁量が認められているわけです。
では法的にどんな根拠が与えられているのか近々、専門家に執筆していただこうかと企画してます。
お楽しみに。