Dr.タナカの豆知識
~Dr.タナカの知人弁護士さんからのお話~
番外編
「歯の治療についての法的なお話」の続き…
歯は失ってしまえば再び生えてくることはありません。
歯科の場合は、治療ミスで死んでしまうということは滅多にないとしても必要もないのに抜いてしまったり、必要以上に削ってしまったりした場合に元通りの歯の状態に戻らないという問題が起きてきてしまいます。
そのため、どのような治療をしてもらうかということについて患者さんが十分に納得しておく必要があります。
そうは言っても患者さんは自分の歯の状態や、どのような治療方法があるのかの専門知識はありませんので納得して同意するということは、言うほど簡単ではないかもしれません。
歯の状態や治療結果・仕上がり状況、通院出来る回数や期間、または保険内か保険外かという事情などから
どの様な治療を行うのが患者さんにとって最適かはドクターの専門的判断や裁量に委ねざるを得ないのです。
最近は患者さんの治療内容についての納得や理解を得て
治療を行うべきというインフォームコンセントという考え方が医療の世界にも定着しており、ドクターが患者さんに
症状やその治療法について丁寧に説明することが当たり前になっています。
患者さんもドクターの治療内容について
気になったことがあれば、ご自身の歯の問題ですから、
気軽に聞いてみてはいかがでしょうか。。。